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初めてでも安心して楽しめる 能を観るための一問一答(Q&A) TEXT:新城 健一 2004.04.24 TOPICS 【いつ、どこで観られるの?】 【切符の注文方法や値段はいくらくらいなの?】 【上演時間はどれくらいなの?】 【休憩時間ってあるのかな?】 【何を着ていけばいいの?】 【観るときのマナーは?】 【眠くなったらどうしよう……】 【能楽堂で食事できるの?】 【駐車場はあるの?】 【オペラグラスとか必要かな?】
A:主に「能楽堂(のうがくどう)」という場所で観られます。能楽堂は日本各地にあります。主な 能楽堂は、「能楽堂」のリンク集をご覧ください 。また、「薪能」など野外で行われる場合もあります。野外では、新宿御苑や佐倉城跡など、様々な場所で行われています。 国立能楽堂では、毎月3〜4回ほど公演が あります。平日の昼間、平日の夜、土曜日の昼間という時間帯です。野外で楽しむことのでき る「薪能」は、初心者でも気軽に楽しめる催しと言えます。
A:能楽堂の切符売り場や電話注文が可能です。オンライン注文は、主催 者によって可能な場合もあります。 価格は演目や出演者などによって異なりますが、国立能楽堂の定例公演は、正面席(青)で4,300 円、脇正面席(赤)で2,800円、中正面席(緑)で2,300円くらいが目安です。正面、脇正面、中正 面などの席の種類については、『国立能 楽堂 座席表』をご覧くだい。最前列でも最後列でも、同じ値段です。中正面は、舞台左手前の 柱の影に隠れてしまうため、若干、舞台上が見えづらくなります。
A:演目によりますが、狂言1舞台、能1舞台で、休憩時間を合わせて、2時間半くらいが目安 となります。国立能楽堂の定例公演では、18時開演、20時30分終演予定というものが標準的 です。
A:国立劇場の定期公演などでは、「狂言」「休憩」「能」という流れで行なわれることが多いよ うです。休憩は、20〜30分程度ありますので、その間に軽食や喫茶、トイレなどを済ませられ ます。能楽堂によっては、飲食できる施設がない場合もあります。
A:ドレスコードなどありませんので、普段着でも全く問題ありません。ジーンズにTシャツでも大丈夫 です。長時間座ることになるため、楽な格好がよいでしょう。和服着用の方はあまりいらっ しゃいませんが、やはり能楽堂の雰囲気に合っていて素敵です。
A:静謐をよしとする能舞台ですから、静かに楽しむことが観客にも求められます。歌舞伎や 文楽のように掛け声をすることはありません。また、上演中の離着席、拍手などはご遠慮く ださい。 通常の芝居やオペラなどは、終演後に拍手をするのが当たり前ですが、能は少し違います。終演 時に拍手を「する」「しない」ということで意見が分かれているのです。「拍手という感動を表す意思 表示が西洋から伝来したものであるため、日本独自の舞台である能楽には不似合いである」とする考 えもあります。たしかに、西洋の舞台のように拍手を要求するようなカーテンコールなどありません。静 かに余韻を楽しむ芸能というものがあってもよいのではないでしょうか。
A:構いません。能の謡(うたい)や囃子方の奏でる音を心地よいと感じている証拠で す。ただし、眠ってしまうと演目の鑑賞ができないため、数千円支払ってリラックスを味わう、という大 変贅沢な楽しみ方であると言えます。逆に、退屈なときも眠ってしまいます。眠りたくないのであれ ば、前もって演目の内容(ストーリー)などを頭に入れておくと良いでしょう。
国立能楽堂には食堂があります。中庭の見える広い食堂で、抹茶セット(お茶と和菓子500円 )、ケーキセット(コーヒー・紅茶と洋菓子セット500円)などの喫茶メニューのほか、うどんやカレーライス 、幕の内弁当など食事メニューもあります。能楽堂によっては、喫茶コーナーのないところもあります。 ただし、休憩時間は、20分間程度ですので、のんびりと食事を楽しむことは難しいでしょう。おにぎ りやサンドウィッチなどを持参し、ロビーのソファで召し上がっている方もいらっしゃいます。
A:ほとんどの能楽堂に、来客用の駐車場はありません。能楽堂周辺の駐車場に停めるか、バ ス・電車・タクシーなどをご利用ください。
A:もし、細部を見たいのであれば、オペラグラスを持っていてもいいでしょう。座席が後ろの方ならば、 役立つかもしれません。 |
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