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能の言葉を知りたい!
能楽用語集 TEXT:新城 健一 2004.06.28

あ行】 【か行】 【さ行】 【た行】 【な行】 【は行】 【ま行】 【や行】 【ら行】 【わ行】  

表記:笛

読み:フエ

笛は、能楽師の中で、唯一、声を出さないパートです。
それでいて、最も大きな音が出る楽器でもあります。

リコーダーやフルートなどの笛は、先端に近い方から指を離していくことで、ドレミファソラシドという音階に沿って音を出すことができます。
しかし、能管は、そのように指だけで音階を表現することができない作りになっています。

その代わり、能管は「ひしぎ」という大音量の音を出す為に、他の笛とは全く異なった内部構造を持っています。

幽かさに通ずる音階のゆらぎ。激しさを生み出すひしぎ。
こうした工夫によって、能の笛の音が奏でられるのです。

囃子方(はやしかた)のひとつ。

▼関連用語
囃子小鼓大鼓太鼓能管

▼次のことば
笛柱

あ行】 【か行】 【さ行】 【た行】 【な行】 【は行】 【ま行】 【や行】 【ら行】 【わ行


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