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初めての観能マニュアル
TEXT:新城 健一 2004.04.24
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当日に注意すること
舞台の始まり
終演後の楽しみ
その後の楽しみ


【当日に注意すること】

▼開場時刻と開演時刻

おおむね、開演時刻の30分から1時間前くらいが開場時刻となります。国立劇場の場合、開演の1時間前が開場時刻となります。詳細は、各能楽堂または主催者にお問い合わせください。

慌てて席について、息を切らせながら観たのでは、せっかくの能の雰囲気を存分に味わうことが難しいでしょう。できれば、30分くらい前に能楽堂に到着するようにしましょう。

早めに到着した場合は、能舞台自体を眺めているだけで十分に楽しいものです。

能舞台には「鏡板(かがみいた)」という松が描かれた壁があります。

この松は、能舞台ごとに違うデザインとなっています。一枚の絵を鑑賞するように味わうのも楽しいものです。

また、国立能楽堂には、展示室というものがあります。ここには、能面や装束などが展示されており、無料で自由に観ることができます。一定期間ごとに展示物が変わるため、何度訪れても楽しめます。

また、能を観るための切符を持っていない人でも、展示室だけならば無料で入ることができます。


▼劇場(能楽堂)に入るときの注意

上演中に入退場をしないようにしましょう。遅刻は、厳禁です。
また、正面、脇正面、中正面など、座席の位置がわからない場合は、係員に案内をお願いしましょう。


▼劇場(能楽堂)内での注意

「見所(けんしょ)=客席」での飲食は、禁止されているところが多いようです。飲食やたばこなどは、決められた場所で行ないましょう。

とはいえ、上演中に眠くなってしまわないように、ガムや飴を食べる人もいるようです。そのような場合には、ガサガサと音をたてないように注意しましょう。


▼パンフレットについて

国立能楽堂では、月ごとの講演パンフレットが販売されています。一部600円程度です。

パンフレットには、演目のあらすじ、みどころの解説、謡詞(うたい=セリフ)などがかかれています。

はじめて観る演目の場合、開演前にパンフレットに一通り目を通しておくだけで、ぐっと理解が深まるでしょう。

他の能楽堂でも、「番組表」というパンフレット的なものが用意されていることがあります。こちらは、無料の場合もあるようです。


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